無垢フローリングとコンクリートのコントラスト。
駅近3分の住宅街にそびえる新築デザイナーズ。
建物エントランスまでのアプローチ。ホテルのようだ。
すっきりシンプルなワンルーム。
角部屋で光が入ります。
天井の梁がお部屋に陰翳をあたえます。
玄関から見たお部屋はこんな感じ。右手の引き戸先はサニタリー。
玄関はフラットな土間になっていて、右手のドアの先にトイレがあります。
キッチンはオールステンレスのクールなデザイン。
バスルームと洗面。洗面上は扉が鏡になった収納棚。
土間にあるトイレ、洗濯機置場は洗面の横。
シューズボックスは天井まであります。その向かいにはクローゼット。
キッチン横にもクローゼット。収納が豊富です。
バルコニーはないので、部屋干しです。
王道と邪道の分かれ道 302
むかし「王道と邪道、どちらが性に合いますか？」
と、初対面の人に質問されたことがあります。
たしかその時、「邪道を好みがちです」と捻くれた返答をした記憶がありますが、それから数年、今は「王道でありたいと思います」と自信を持って答えたい。
今回のお部屋は、自分の思う「王道なデザイナーズ」。
ああ、これはもうさ、どっかで見たことあるやつだ、と写真だけだと思うんです。
「コンクリート打ちっ放し」「白い壁」「コンパクトなキッチン」「可変式スポットライト」。
けれども、このお部屋、見た目は他と同じように見えますが、細部のクオリティがとても高く、結果、他とは一線を画す、気高さがあるのです。
・木目柔らかな無垢フローリング
・オールステンレスのキッチン
・フラットに設計された引き戸や収納
・共用部やエントランスのデザイン性
などなど、とにかく選び抜かれた設備、ちょっとした設計デザインに、設えの丁寧さが伺えて心地が良い。デザイナーズ自体は、私にとっては「邪道」なのですが、こんなに拘りがあると「王道」と感じずにはいられない。
2つの道の分かれ道、それは、どこまでその道を極めているかどうか・・・
そんなことを思わせる、カッコいい王道のお部屋なのでした。
