世界より、自分の部屋 402
ずっと家にいたい。温かい気持ちのときも、ズンっと落ち込んでしまうときだって、ずっと一緒に居てくれるのは自分の家だけだから。おおげさだけど、安心で心が満たさせる部屋こそが、究極の家だと思うのです。今回のお部屋は、家にいる時間も、家で過ごしている自分さえも好きになる(かも)な一室。
部屋があるのは、桜新町。名前のとおり春のような和やかさが街全体にあります。駅からは7分で、食事のいい香りや楽しそうな人々につられそうになりますが、家が待っているので足早に。途中にあるスーパー(サミット)は物件から112mの距離。ああ、もう、休みの日は家から出なくてもいいよと言ってくれているよう。
27.65m²の1DKは、入った瞬間ひとり暮らしにちょうどいいサイズ感だと思いました。キッチンに小さなダイニングテーブル。ソファも ふたり掛けくらいなら置けちゃいます。寝室となるスペースは4.45帖ほど。ベッドひとつがまるまると置けます。
とにかく、内装が温かな雰囲気で、これがまどろみの家時間にぴったり。木目のフローリングに、壁は織り物のような手触り。素材感のあるコットンの服を着たときのような、ぬくもりを感じて心地良い。木目のルーバーは、キッチンの仕切りの役割。キッチンが一体となったこの空間が、より魅力的に見えます。
北向きで日当たりはまずまずと言ったところ。意外と、この内装と、家でのんびり過ごしたいという気持ちに合っているとも思いました。4.45帖はすべり出し窓から真四角のユニークな日差しが入り。ベッドの上で、ゆったりと過ごすときを良い時間に演出してくれます。小さなカウンターテーブルを買って、朝はパンとコーヒーをベッドの上で食べてみたい。自分だけなので。思うままに過ごしてみましょう。
水まわりは、新築なのですべて新品きれい。結構コンパクトにまとまっていますが、足元には麻のような床材になっていて、ここでも温かさを感じることができました。
家は、誰かに見せるためものじゃなく、自分が心地良いと感じるものをいっぱい増やしていく場所。少し無理をした日も、うまくいって気持ちが弾む日も、この部屋はきっと同じ温度で迎えてくれます。ずっと家にいたい。その気持ちを、きっと裏切らない一室です。



