紺と柱の部屋 103
担当:やまぐち
東急田園都市線「用賀」駅。
スーパーや薬局、100均そしてKALDIまで。日用品や食料品がある程度そろい、おいしい飲食店もほどよく点在する駅周辺から歩いて3分。
70年代に建てられた木造建築を、室内だけでなく外装や外構までリノベーションした物件。建物入り口、外壁にはデザインされた建物名のロゴサインが施されており、期待のハードルをあげております。
さて、お部屋はというと紺色天井と柱や梁の杢のコントラストにハッとする、レトロ寄りのモダンといった印象。基本的に全面リノベーションなので、とても清潔で安心感のあるつくり。特に水回りはピカピカなので、築古物件に抵抗のある方でも、まったく問題なく安心して住まえるかと思われます。
そして特筆するは、部屋のごく微妙な箇所にそびえる柱。ぼやぼやしていて、私は頭をぶつけました。が、これをどう活かすかがお部屋づくりの一つのポイントとなりうる、愛嬌のある存在。そしてアクセントカラーとなる天井の美しい紺色。光の具合で見え方が変化するという雅さ。なんとも落ち着きます。
最後にお伝えすべきは物件のお隣が寺の管理する「墓地」であるということ。実際に見てみると、薄暗いお墓という雰囲気ではなく、むしろ整えられた庭園のような印象すら感じられる、そんな明るさも。「いや、墓はちょっとムリだなぁ」という方でも、一度目で見て確かめてみることをお勧めします。和風モダンな部屋と意外とマッチする立地といえるかもしれません。
*写真は前回募集中のものとなります。