ひだまりの住まうところ 101
一階なのに木漏れ日の入る空間に。日差しと植物の緑に囲まれた、とあるマンションの一室。あの世田谷通り沿いにこんな部屋があったなんて、と驚いたお部屋です。
世田谷の中でも一二を争う交通量の世田谷通り。高い建物が並ぶ中、通りにはさまざまなお店があり、渋谷までのバスがひっきりなしにあるなど、このあたりで暮らす人にとっては切っても切れない縁のある通りです。大通りといえば、交通量や音が気になって、選ぶならできるだけ高い階数でと思いますが、今回のお部屋はなんと一階。なのですが、想像とはまったく違う穏やかな部屋がありました。
マンションはオートロックのついた8階建て。一階のいちばん奥の角が部屋の位置になります。
室内はパキッとした日差しが木漏れ日と共に入り、あたたかな印象。部屋のまわりを目隠しの植物が覆い、南からのたっぷりの日差しが届くことで、一階でも明るく過ごしやすい空間になっているんですね。角部屋ということもあり、窓が多いのも気持ちよさの一員になっているのかも。
2DKの間取りで、リビング、寝室がそれぞれ仕切られている中、キッチンもひとつの空間になっていて、コンパクトめな部屋ながらも使いやすいつくりになっているのが特徴。この仕切られた間取りの中でも、内装や日当たりのよさが部屋によって変わらないのが、特に好印象です。リビング、寝室どちらにもエアコンがあるので、どんな時期でも快適に過ごすことができ、一年中心地のよい住まいになります。
キッチンは収納も多く3口コンロと充実した設備になっているので、毎日料理する人にぜひ使ってもらいたいところ。緑の見える窓を横にした、気持ちのいいキッチンです。
このキッチンの横、そして寝室となる5.4帖にも庭のようなバルコニーがあります。この広さの部屋でふたつもバルコニーがあるところはなかなか無く。使い方も考えると、洗濯物をキッチン横にすることで、リビングと寝室の窓を存分に堪能することができます。庭に出てたっぷりと全身に日差しを浴びた朝は、きっといい一日のスタートになるはず。
一歩マンションを出れば、一気に大通りらしい景色に。そのギャップもおもしろく、バス停は目の前。三軒茶屋方面、区役所方面どちらにもさまざまなお店が待っています。この街で暮らし続けたい、でも穏やかさも持っていたい。そんな想いを実現したようなお部屋でした。
*写真はクリーニング前のものとなります。



