木梁、天窓を愉しむ天井 202
担当:はせがわ
「経堂」駅から南に下ること約11分。駅前のにぎやかさから一気にぐっと静まった住宅街。
一瞬、大きな戸建のようにも見えたアポートの2階が今回紹介する一部屋です。
とにかく伝えたい。まずは、この天井について。
三角屋根のおかげで天井がとても高い。約15帖の部屋とあいまって、かなり抜けのいい空間(写真じゃ伝わりきらないのがもったいない)。
天井はさらに、梁が見えています。これがまた魅力的。賃貸ではあまり見たことがなかったベースライトが使われているのも、きっと梁をより美しく見せるための意匠なのでしょう。
3.8帖の小さめの洋室はベッドだけを置いた寝室に。
キッチンはカウンター式ながらも洋室の中で目立ちすぎないように配置されていたり、洗濯機とお風呂、トイレと洗面台の動線もしっかり考えられたつくりで、なんて優秀なのか。
あと、個人的に好きなのが玄関の天窓。入り口から階段を上がって空からの日差しが注ぐ玄関へというストーリーもいいですし、何より、天井にこだわる意匠っていいな、と気付かされたのです。部屋のこだわりってアイテムやフローリングなど様々ありますが、この天井は、見ているだけでふわっと気持ちが軽くなる感じ。
たった天井だけ、だけれど、初めて見た時でも、ずっと暮らし続けたとしても、変わらずに心が安らぎ続ける気がする。その感覚って大事だなって気付かされました。
*写真はクリーニング前のものとなります。