森の声がきこえる 106
最寄駅は桜新町駅。駅から駒沢方面の住宅街に入った先に見えてくる、少々鬱蒼とした森。こちら駒沢給水所配水塔の敷地で、知る人ぞ知る双子の給水塔があることで有名。なんともジブリの世界に出てくるヨーロッパの城のような2つ並ぶ給水塔。今回はそんな珍しい建築物がすぐそばのお部屋をご紹介。
駅からはおよそ10分。給水塔のある森の横という緑豊かな立地です。
1階がバスルームと5.2帖の寝室、2階が10.4帖のLDKという間取りの1LDK。取材したのは外気温35度の真夏。この時期は室内も暑すぎて汗がしたたり落ちるのが常。だけどこのお部屋は違いました。森が横だからなのか、築浅で構造的に優れているおかげなのか。理由はさまざまだとは思いますが、1階はエアコンなしでも涼しいんです。でもやっぱり森の横という立地は大きいんだろうな。おそらく冬も逆に暖かそうだ。自然の力に感謝したくなりました。森よありがとう。
さてお部屋自体は、どちらの階もわりとコンパクトな印象。2階にキッチンがあるので、1階が寝室ということに。玄関上がって左手にバスルーム、その先がウォーク・イン・クローゼット付きの寝室かぁ。この広さで1階が寝室ってあまり想像つかないと思ったけど、水まわりとお部屋が引き戸で仕切られているので、まあ問題ないか。
2階は対面式のキッチンを中心としたリビング。わりと珍しいことに床の色が1階と2階で違うのですが、2階はチーク系の赤みあるお色。どことなくレトロな印象。水まわりは清潔感と使いやすさに長けていて、このお部屋の一つの魅力になっていると思います。
そして森に面した専用庭が付いています。西向きなのとその先が森になっているから日当たりは正直よくないです。だけどなんだろう、この感じ。鬱蒼とした緑がお部屋から見えるのって、ちょっと別荘地のよう。
世田谷らしからぬ、どこかノスタルジックで静かな立地とお部屋。朝は四季折々、さまざまな鳥の声が聞こえるんだろうなぁ。