収集家のさが 1-A
ついつい買ってしまうもの、意識的に集めているもの、それに囲まれていることがこの上なく幸せなもの、あったりしますか。
収集家のための家、松陰神社前にありました。
本や食器、オブジェや骨董、切手に酒に貝殻にスターウォーズのグッズすべて、この世にはそれはもういろんなコレクターがいて、人の数だけコレクションの幅があると思っています。最近で驚いたのは古い扇風機コレクション。わかる、今平成・昭和のリバイバルだしね。でも扇風機って集めたらけっこうな広さ必要じゃない?
物件があるのは、松陰神社前駅から徒歩5分。緑道の傍に立つマンションで、築50年の年季。建物も部屋の中も古さを感じるところがあり、緑の多い立地と物件に植栽もあって空気は美味しいし花もすてきなんだけど、虫や落ち葉など自然に囲まれる暮らしになるだろうなとは思います。
そんな、ちょっとむむ…と考えるポイントはありながら、部屋がいいもんだから悩む。間取りは1LDK。12帖のキッチン・リビングと寝室や書斎になる6帖の部屋。それぞれに、この部屋最大の魅力、収納棚があります。
木でつくられた棚、しかもガラス扉で覆われてコレクションのディスプレイ感が増し増し。いや、ここにコレクション置いたらどうなっちゃうんだろう。素晴らしすぎて卒倒しちゃうかもしれない。この棚たちを中心に部屋中のインテリアをつくって、どこにいても、どこを見ても幸を感じるようなって想像までしちゃうこのうわずった気持ち。引っ越したいって思っちゃうよ。
この日は曇りだったので日当たりは微妙な感じでしたが、晴れた日には南西の日差しが入り込んでくると期待。キッチンは棚と合わせて落ち着いた茶色のデザイン(3口ガスコンロ、グリルもついてシンクも大きかった!)なのに、浴室と洗面はポップ!
浴室はピンク、洗面は白基調にライトのデザインがアクセント。タイルなのもレトロさが愛らしくて、これがリバイバルブームの気持ちか。
自分だけにコレクションを持つ収集家にはもってこい、古さと自然な環境を愛せる家がここにありました。