昼の混沌、おだやかな夜 211
庶民的で便利だけじゃない。一筋縄ではいかない街、それが「経堂」。
駅周辺や商店街には、さまざまなジャンルのお店がひしめき、混沌と活気が入り混じっています。そして駅徒歩1分の場所に陶芸を学べる『まだん陶房』という教室があったりして。姉妹サイトで取材させていただいた主宰者さん曰く「陶芸というのはとてつもなく深淵ある世界なのです」とのこと。これは、土をいじって深淵をのぞかないわけにはいかないよ!と気になったのでした。経堂、おそるべし。
経堂駅からすずらん商店街方面へ徒歩9分。すずらん商店街、歩いたことはありますか? 新旧まぜこぜ、ひと癖ありそうなお店も多く、今日も元気にちらほら営業中。そんなほどよく混沌として、活気のある商店街がある街って、やっぱりなんだか気になります。
さてお部屋は、少し奥まった住宅街に佇むいわゆるデザイナーズ。オートロックをぬけて、左右にそびえる建物向かって左側の角部屋、3階建の2-3階という1LDKのメゾネット。
フローリングが広がる床。目に入ってくるのは吹き抜けから注ぐ自然光と、間接照明なども含めたライトとの優しいコントラスト。シンプルな内装だからこそ、その繊細さが引き立ちます。とくに気に入ったのは照明が明るすぎないこと。通常よりも照明が細かくたくさんあり、気分や時間に合わせて調整ができちゃいます。夜とか素敵だろうなぁ。
間取りは2階がキッチンとトイレのあるリビングダイニング11.8帖。
3階は凹凸が光を演出する勾配天井が特徴のベッドルームと、洗面スペースも兼ねたバスルーム。天井にはハンガーパイプもついていたりして。服をかけたり、カーテンで仕切ったりできるデザイン上の工夫があります。さすがデザイナーズだな。
バルコニーが無いのと、日当たりはイマイチなのでお洗濯には工夫を。夜はおだやかな光でくつろぎたいという方へ、おすすめなデザイナーズのメゾネットなのでした。