世田谷・代官屋敷の恩恵-1LDK- 302
世田谷代官屋敷。
彦根藩世田谷領の代官を世襲した大場家の私邸かつ役宅(wiki引用)で、重要文化財に指定されている世田谷の遺産です。
今回は、この代官屋敷の真うしろに建つ新築マンション。代官屋敷の真うしろっていうから、気になるじゃないですか。地図を見て、本当に真うしろだー! と感動。実際に現地に行ってみると、あまりの近さに思わず笑いが込み上げてきます。これは本当にすごい。
外観から新築らしさは見られますが、決して主張が激しいわけではなく、ちゃんとこの場に馴染んでいる姿に好感が持てる。
お部屋は3階の角部屋。カウンターキッチンを軸にしたリビングダイニングと、窓側に配置された洋室の1LDK。室内は白を基調に、シンプルで使いやすさがうかがえるつくり。
洋室は寝室として、ベッドとチェスト、本棚なんかを置いて。リビングダイニングはダイニングテーブルをふたり用のものにすれば、あとはソファとテレビも置けちゃう。
水まわりは新品のものなので、当たり前ですがぴっかぴか。キッチンはガスコンロ3口もあるので、料理がはかどる。キッチンうしろには小さなベランダが。換気、採光、ごみの処理などに便利だ。
そして、このベランダから、代官屋敷一帯が見えます。
屋敷をぐるっと囲むように緑が豊かに育ち、とにかく気持ちがいい。国の重要文化財をこんな間近で見られるなんて。こんなことありか。
今更ですが、代官屋敷は趣きがあって美しくて、ってのもあるんですが、あの時代に置き忘れたかのようにそのままの姿を残しているから、確かに存在していたというのが容赦なく伝わってくるんです。感動してしまう。
直接生活に関わるポイントってわけじゃないけれど、なんか、勝手に誇らしく思える。
あの時代を生きた人びとの生き様、世田谷をつくった歴史の恩恵にあやかって、誇らしく生きてみたい。