木と共存する住まい 301
特徴的な小さな新築3階建ての物件を見つけました。
ひとことで言うなら、タイトル通り「木と共存する住まい」。
四季を感じる木々が玄関で迎えてくれて、部屋に入ればフローリング材や梁など温もりのある木造の家。
小田急線小田原線「梅ヶ丘」駅徒歩5分、「豪徳寺」駅徒歩6分の新築物件のご紹介です。どの駅もスーパーや飲食店で賑わう商店街があり、住宅街に入れば閑静で穏やかな住宅地が広がる生活しやすい人気のエリアです。
設計は、自然の力を取り込む「パッシブデザイン」に基づいてデザインしているHAN環境・建築設計事務所。外構には、「せたがやンソン」の人びとにご登場いただいたガーデンデザイナー正木さんによるもの。
外観は、シックな色合いで縦格子を配した町家のようなデザイン。そこに日本の風土に合った植樹がされています。だから、少し懐かしいと感じられるはず。
石畳のような階段を登り3階へ。お部屋は38㎡の細長いワンルームの様なな1LDK・・・とは言っても、よく見ると梁に仕掛けが!カーテンレールが仕込まれていて、住まい手の使い方に合わせてカーテンで部屋を区切ることができます。その足元は、幅広のフローリングが広がり、面積以上の広さを感じる事ができます。きっと天井高さがあるのも広く感じられるポイントなのでしょう。そして、収納がしっかりと設けられているのも嬉しいですよね。部屋の中央にあるハシゴでロフトに登れば、東の窓からの日差しを感じる空間が広がります。
キッチンはシンプルな二口IHコンロで収納バッチリなシステムキッチン。ここは、シンプルでいて機能性重視と言ったところでしょう。
その向こう側にある水回りも清潔感と機能性をしっかりと抑えた揃えとなっています。
一つだけ惜しいのが、主要採光が北側と言う事。お洗濯を干す場合は、バルコニーでもいいですが、しっかりアクティブな浴暖付きなので、しっかりフォロー出来ます。
細かなところにも設計者の気遣いが感じられ、自分も設計をするので、とても参考になった物件です。