仕上がったひとつの部屋 202
部屋というものは、ダイニング、寝室、水まわり、それぞれで完成するんじゃなくて、全部が集まってどう心地いいかが大事なんだとこの一室を見て思いました。
若林駅から徒歩5分。
住宅が重なるエリアに、オレンジ色の壁をしたアパート。小さな建物ながらも、明るさをくれるその外観。外階段を駆け上がった先、2階のお部屋です。
間取りは1DKタイプ。
部屋に入るとまず出迎えてくれるのが、ダイニングキッチン。一見すると、なんだか狭く感じたのですが…。もうひとつの洋室を覗くと、いい空間! このお部屋、小さなダイニングと寝室&くつろぎの場をつくるのが、本当にちょうどいい間取りです。
というのも、このダイニングに狭さを感じた理由が、キッチンや水まわり・各部屋の動線があるからだって分かって、ここはきっとあんまり物を置かないようにするのが攻略の鍵。小さなテーブルや椅子をストンと置くだけで、全体的に過ごしやすくなると思います。
食事の時間や、帰宅してドスンと腰掛け一息つく時なんかには、ちょうどいい。
対して洋室は広さ5帖に収納だけ。日差しを取り入れる出窓が心地いい空間なので、ベッドを置きながら、デスクやソファ、ヨギボー(みたいなやつとか)も置いて、ゆっくりできる場所をつくるのがいいでしょう。出窓の横にひとり掛けのソファとか置きたいよね〜。
収納は、ウォークインクローゼットと押入れのように仕切りのあるものがふたつ。洋服から生活用品まで、まるごと入れておけちゃう収納力。ありがたいです。
水まわりは、バランスの良さ。お風呂やトイレは小窓が付いて気持ちよく、洗面や洗濯機置き場は対してコンパクト。キッチンは3口も付いて便利。むき出しの換気扇やタイルには愛らしい古さを感じました。
全部を見て回ると、実はバランスの取れた部屋なんだってのが分かります。きっとここでの暮らし、フィットする人いると思いますよ。