たったひとつの家族へ 103
子どもを自然の中で遊ばせたい。
こんな想いで、今新しい住まいを探している家族にお届けする、世田谷の小さなお家。
最寄りの駅は、千歳烏山なんですが。物件まで徒歩17分。
いや、遠いですよ? 徒歩時間見て、正直行くの渋ったよ。実際に歩いた私がレポートしましょう。これがこのサイトの醍醐味ですからねッ!
歩きやすさは二重丸。平坦な道なり。車や自転車の通りもほぼないので、徒歩勢快適でした。ザ・住宅街といった感じでファミリー層の家々が並んでる。高級そう〜な家もあれば、昭和の模様が入った窓ガラスの家もあって、いろんな家庭があるのが伺える。本当に「閑静な」といった感じで、緊張感がまったく無く、むしろ心地良ささえ感じる道なり。家族の温かみのようなものが漂っているのかな。
私としては、普段から徒歩15分くらいの家に帰ってるので余裕でした。歩くの好きって人なら大丈夫かも。買い物は大量に出来なそうだけどね。あと烏山は自転車文化なので、あったら便利です。駅前駐輪が可能なので。
あと物件前の道路、工事してました。新しく開通したのか道を大きくしたのかわからないですが、近々車が行き交う道になるでしょう。周辺の道路や行き先を見るとそこまで混む道路じゃないのかな〜と予想してますが、正直わかりません。混むな〜と念じるしかない。
物件は2021年築。新しい。
ここ見に行きたいなと思った理由が、駅から遠い場所の「豊かさ」とこの「床と扉」。
この床の表情、無垢フローリングだと思うじゃないですか?よく見て。同じ節がある。無垢フローリング風の床なんですわ。実際に見ても本物かと思ったし、今自分で撮った写真を見ても本物かと見間違う。こんな床材があるんですね。技術進歩してるな〜。無垢フローリングだとお手入れが必要&賃貸だと気を気をつけて使わなきゃな緊張感があるので、まずは見た目だけでもって場合なら全然ありなんじゃないかな。
あとこの扉!重厚感ある〜。クラシックな格好をした人がお茶目に覗いてくるような物語、はじまりそう。
間取りは1LDK。カウンターキッチンのあるリビングダイニングと寝室となる5.3帖。寝室は南を向いているので日当たりがいいですが、日中に光がほしいリビングはちょっと日差し不足。寝室との仕切り扉が透けたデザインなのは、日当たりのいい寝室の光を取り入れるためなのかも。浴室やトイレなどの水まわりは、最重要となる清潔感ばっちり。脱衣所もトイレまでも、あのフローリングだから温かみがずっと付いてくる。お部屋はこんな感じ。
周辺を見てみると、仙川に沿うように大きな公園がありました。遊具や運動場、ベンチもあるし近くにはコーヒー屋もある。今は春に向けた花がいくつも咲いていて、その花々の数は見事。もう少ししたら、仙川が桜のピンクで埋まるんだ。ゆっくりとここを歩いていると、頭のなかに、子どもを中心にした家族の風景が浮かびました。
そうか、これは家族の家だったんだ。
駅からは遠い。けれど、土や草、川の水音からしか得られない経験は子どもにとってかけがえの無いものかもしれない。
子どもを通して見える周囲の自然が、自分をも成長させてくれるかも。たったひとつの家族へ、この家と豊かな自然が届きますように。