世田谷・代官屋敷の恩恵-1K- 201
担当:はせがわ
世田谷代官屋敷。
彦根藩世田谷領の代官を世襲した大場家の私邸かつ役宅(wiki引用)で、重要文化財に指定されている世田谷の遺産です。
今回は、この代官屋敷の真うしろに建つ新築マンション。代官屋敷の真うしろっていうから、気になるじゃないですか。地図を見て、本当に真うしろだー! と感動。実際に現地に行ってみると、あまりの近さに思わず笑いが込み上げてきます。これは本当にすごい。
外観から新築らしさは見られますが、決して主張が激しいわけではなく、ちゃんとこの場に馴染んでいる姿に好感が持てる。
お部屋は3階の角部屋、1Kタイプ。室内は白を基調に、シンプルで使いやすさがうかがえるつくり。
大きく開かれたクローゼットは、かなりの大収納。左右に、洋服と生活用品を分けて置ける優れもの。水まわりは新品なのでもちろん、ぴかぴか。キッチンと洗面室の動線がちょっと狭めですが、その分洗面台のゆとり、さらにお風呂も脚を伸ばして入れる余裕。
今更ですが、代官屋敷は趣きがあって美しくて、ってのもあるんですが、あの時代に置き忘れたかのようにそのままの姿を残しているから、確かに存在していたというのが容赦なく伝わってくるんです。感動してしまう。
直接生活に関わるポイントってわけじゃないけれど、なんか、勝手に誇らしく思える。
あの時代を生きた人びとの生き様、世田谷をつくった歴史の恩恵にあやかって、誇らしく生きてみたい。
※お部屋の写真は同間取りの301号室のものとなります