世田谷からすこし離れ。
海岸沿いの、緑豊かな寺社など自然をたっぷり感じる鎌倉。リゾート地として名高く、美味しいもの、感度の高いものがあり、リフレッシュには本当いい場所だなと。世田谷から一時間半もあれば行けちゃうから、夏や長い休みの際にはふらっと遊びに行ったり。そうして、ああ帰りたくないなって思う。
今回のお部屋を見たらそんな鎌倉を思い出したのです。
2LDK、メゾネットタイプの一室。約100㎡と広大で、まるで一軒家に暮らしているかのよう。
リビングダイニングに入ってとにかく驚いた。この広さに開放感。そしてこの高級感のあるしつらえ。このリビングダイニングを見て、ああ別荘だって思ったんです。そして浮かんできた景色が、鎌倉。波の音も、静々とした森も見当たらないけど、夏のような日差しが差し込むこの部屋に、鎌倉を感じてならない(個人的主観)。
そうして、鎌倉の別荘と想像しながら見てまわる。
静かに家族と過ごしつつも、ゆるくお客さんを迎え、人との出会い、少しの会話を楽しむ。昼間からゆっくり語らえば、夏の日差しのような光から西へ落ちる夕日を贅沢に見届けることもできる。あの夕日も鎌倉の海に沈むのかしら。
キッチンはこんなにも広いから、手分けしてテキパキと、も可能だし、ゆっくりじっくり時間をかけて、新しいレシピと向き合うのもきっと楽しい。
収納が壁一面にある洋室は、書斎とゲストルームにしよう。収納はぜんぶ本にしたっていい。足りなくなって本棚追加しても、まだまだ広さあるし。
階段を上がった最上階は、天窓付き11帖の洋室。ここが家族の寝室。天窓を開けて夜風を浴びながら、長谷寺のしんとした夜の紅葉を森を思い出す。
ここが鎌倉じゃないことなんて知ってます。まぎれもない世田谷の街。
けど、まるで別荘のような部屋で、いつかと夢みた鎌倉を願っていたなら、本当に鎌倉に別荘を持つ先があるかもしれない。