千歳船橋。
こけしだらけ、レトロな空間に落ち着く喫茶店「居桂詩」や本場の味はわからないけど、丁寧につくられていることが料理から伝わってくる「Bistro endroll」など、個性的なお店やこだわりを持ったお店が多い印象のこの街。なのにどこかアットホームで、気軽に美味しいものを楽しめるのがこの街の魅力だと思っています。
今回のお部屋は駅から徒歩8分。小田急線に沿って歩き、環八を越えたところに建つマンション。3本の欅とスタイリッシュな外観が目印です。
お部屋は2階、1SLDK。玄関に入ってまず、上階への階段脇に現れるのが”DEN”。DENとは書斎や趣味を楽しむための場所で、お部屋とするには少し小さめの空間なのです。しかし、ここは用途よってはかなり使える優秀な場所。
例えば、お子さんがいる家庭ならキッズスペースに。家族が寝静まった夜には、趣味にじっくりと集中できる場所に。ほどよい狭さで、空調も効率よく整えられます。家族でも、ひとりで深呼吸したい時があるはず。そんな時に、家族それぞれが使えるの憩いの場がひとつ、あっても良いのではないでしょうか。
上階は約6帖の洋室と、カウンターキッチンが主役となる約13帖のリビングダイニングが広がります。洋室は個室となっておらず、オープンなつくり。朝早くに出かけなくてはいけなくて、家族の顔がじっくり見られないときでも、このつくりのお部屋なら、寝顔ばっちり見られます。見られてる側だとかなり恥ずかしいけど。
広々リビングダイニングは、キッチンを中心に家族のあたたかい一日が繰り広げられるのでしょう。カウンターキッチンなので、全体を見渡すことができ安心。窓が一面しかありませんが、南向きなので日中を通して陽が入ってきます。
思い返すと、我が家でもDENのような場所がありました。よくきょうだいで喧嘩したときや、隠れておやつを食べるときなど、ひとりひっそりとその場にいました。たまにきょうだいと鉢合わせになって、さらにけんかしたり。子供ながらにひとりでいれる憩いの場が心地よかったんでしょうね。
このお部屋、この場所に巡り会った家族が、毎日たのしい生活を送れますように。